どうしたら君に 
この気持ちを

ありがとうと

伝えることができるだろう

どうしたら


〜いつも 名前を〜


君には、ずっと救われてたんだ。

本当はずっとくじけそうだったから

いつも、俺のそばで笑ってくれる君。だけど君を一番だといえない、俺。


「こんな俺を、選んでくれたのにな」
自嘲ぎみに、つぶやくことしかできないけれど。



だけど、
君を思う気持ちに嘘はないよ。

俺は君を幸せにしてあげられなかったけど

大切に思ってる。


この、最後の刻まで、変わらない。


俺の横で一足先にこと切れた彼女の頬に触れて。

また、逢おう、な?
次の約束をして。

目を閉じる。






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近藤さんの命日記念。
高杉沙月様の「掌中の珠」でフリー配布されていたのを頂きました。
モノローグ風で、こと切れる直前の設定だそうで感動物です!

切ない近藤さんの心情が現れていて素敵ですね〜。
私にはとても書けないような素敵作品です!高杉沙月様ありがとうございました!


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