どうしたら君に この気持ちを ありがとうと 伝えることができるだろう どうしたら 〜いつも 名前を〜 君には、ずっと救われてたんだ。 本当はずっとくじけそうだったから いつも、俺のそばで笑ってくれる君。だけど君を一番だといえない、俺。 「こんな俺を、選んでくれたのにな」 自嘲ぎみに、つぶやくことしかできないけれど。 だけど、 君を思う気持ちに嘘はないよ。 俺は君を幸せにしてあげられなかったけど 大切に思ってる。 この、最後の刻まで、変わらない。 俺の横で一足先にこと切れた彼女の頬に触れて。 また、逢おう、な? 次の約束をして。 目を閉じる。 ---------------------------------------------------------- 近藤さんの命日記念。 高杉沙月様の「掌中の珠」でフリー配布されていたのを頂きました。 モノローグ風で、こと切れる直前の設定だそうで感動物です! 切ない近藤さんの心情が現れていて素敵ですね〜。 私にはとても書けないような素敵作品です!高杉沙月様ありがとうございました!
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