ぽかぽか陽気のある晴れた日。 は銀と共に神子様達のいる高館へとやって来ていた。 -砂糖菓子のような笑顔- 「あ!ちゃん!銀!おはよう!」 「「おはようございます、神子様。」」 神子は笑顔で二人を迎え入れ、賄い場へ引っ張っていくと、 何やら大きなお皿に並んでいる食物を二人に勧めた。 「これは…何ですか?」 銀が尋ね、も首を傾げた。 「これはケーキと言って、私たちの世界で最もポピュラーなお菓子です。」 「ぽぴゅらー??」 「一般的と言うことです。」 「あ、譲様。」 神子の不思議な言葉に銀とが困惑していると、 賄い場に譲殿が入ってきた。 「先輩、二人に食べてもらったんですか?」 「ううん、まだ。さ、食べて食べて二人とも!」 神子と譲殿に勧められ銀とは顔を見合わせると『ケーキ』を口にした。 「これは…」 「甘くてとっても美味しいです!」 「ええ、本当に。」 一口口にして二人は驚いた顔をしたが、食べたことのない食物、 そして食べたことのない味に称賛の言葉を述べた。 「よかった〜。」 二人の感想に神子もホッと安堵し、嬉しそうな顔をした。 「これは神子様がお作りに?」 銀が尋ねると神子は首を振って譲殿を見て、 神子の視線に気付いた譲殿は慌てて口を開いた。 「僕は手伝っただけです。先輩が頑張ったんじゃないですか!」 「それは…最初はそうだったけど…;」 譲殿の言葉に神子が苦笑いしていると、 また誰か賄い場へやってきた。 「最終的には望美が譲を手伝ってた、って感じだっよな。」 ずばっと言い切ったのは…。 「兄さん!!」 将臣殿だった。 譲殿は将臣殿を睨み付けたが、将臣殿は気にした様子もなく、 神子に近づくとポンポンと頭を叩いた。 「ま、今回は上出来だったんじゃね?邪魔してないだけ。」 「もー!将臣君!!」 神子はむくれながら将臣殿の手を叩いたが、 将臣殿はさっとそれをかわして笑っていた。 銀はそんな二人のやり取りを微笑ましく眺めていたが、 譲殿に向き直るとにっこり笑って感想を言った。 「譲様がお作りになられたのですか…。とても美味しかったですよ。」 「はい!美味しかったです!」 銀に続いても満面の笑顔でそう言った。 「あ、ありがとう…///」 二人に誉められ、譲殿は照れ臭そうに笑った。 「これは是非泰衡様にも召し上がって頂きたいですね。」 銀は残りのケーキを食べながらぽつりと言った。 「「「え?」」」 銀の言葉に驚いた顔をしたのは神子たち。 「泰衡さんに?」 思わず尋ね返した神子に銀は笑顔で返事した。 「ええ、泰衡様は意外と甘いものがお好きなようですので。」 「へ〜意外だな。」 「そうなんだ。」 「そうなんですか。」 銀の言葉に口々に驚いたような反応をした神子たちだったが、 神子の声にの声が重なって、神子が驚いたようにを見た。 「あれ?ちゃんは知らなかったの?」 「はい…存じませんでした。」 神子に言われてちょっと落ち込んだように 顔を伏せたに将臣殿が優しく声をかけた。 「まああれだ。ああいうタイプは格好つけたがるタイプだし、 甘いもんが好きなんてあんま知られたくないんだろうよ。」 「うん。それすごくよくわかるよ。将臣君。」 将臣殿の言葉には首を傾げたが、 神子は大きく首を縦に振ってうんうんと頷いた。 「それで譲様、如何でしょう?泰衡様の分を是非頂けますか?」 銀が譲殿に頼むと、譲殿は笑顔で、 「ええ、もちろん良いですよ。」 と返事したが、 「そうだ!!」 神子が何か思いついたように手を叩くと声を上げた。 「どした〜?」 将臣殿がそれに反応するように尋ねると、 神子はにこ〜っとそれは楽しそうな笑顔を浮かべ、 「せっかくだから、ちゃんが作ろう!」 ポン、との肩を叩いた。 「え!わ、私ですか!?」 「その方が泰衡さん喜ぶよ!」 「ああ、それは言えるな。」 驚くに神子と将臣殿は自信満々に言い切り、 それを聞いて銀も、 「それは良い考えかもしれませんね。」 と同意した。 「で、ですが…私作り方も何もわかりませんし…。」 「大丈夫!譲くんがいるんだから!ね?」 不安そうなに神子はそう言うと譲殿を見た。 譲殿も優しい笑顔を見せると、 「はい、僕でできることなら…大丈夫簡単ですよ。」 とを励ました。 「…わ、わかりました。がんばります!」 みんなに勧められ、励まされ、はお菓子作りに挑戦することになった。 *** 「「「「…………」」」」 数時間後、完成したクッキーを前にみんな固まっていた…。 初めてで『ケーキ』は少し難しいかと言うことで、『クッキー』にしたのだが…。 「すみません!すみません!」 見事に丸焦げになった黒いクッキー。 は床に頭を付けんばかりに頭を下げた。 「だ、大丈夫ですよ!初めてにしては上出来です!」 「誰でも最初は難しいから!」 「焦がしただけで、他は問題なかったしな!」 神子達は慌ててを励ました。 実際、普段賄いの仕事もしているは別段料理が苦手なわけではない。 みんなが思っていた以上に上手く、これなら問題はないな。 とみんな安心していた。 そんな時、表で騒ぎがあり、怨霊という話も聞こえてきて、 神子達は少し屋敷を離れたのだ。 あとは焼き上がりを待つだけだったクッキーはに任せて大丈夫だろう、と…。 しかしながら、が料理をする上で問題なのは火。 この世界の火はには少し火力が強く、あまり傍に近づくことができないのだ。 賄いの仕事は一応古株の仕事で、新参者のがそこまで深くかかわることはない。 それに泰衡様がの体のことをわかっているからやらせていなかった。 だが、の体のこと、正体のことを知っているのは泰衡様だけ。 が火に弱いことを知らなかった神子達は実は一番大変な時に場を離れてしまったのだ…。 一人残されたは後を任された責任もあり必死にがんばったが、 体質的なもの、しかも命にかかわること、気力だけでどうにかなるものでもなかった。 結果、火を消し止めるのに随分時間がかかってしまいクッキーは丸焦げになってしまった…。 「本当に申し訳ありません…せっかく神子様たちも手伝って下さったのに…。」 しゅーんと落ち込むを見兼ねて、将臣殿がひょいっと 焦げてしまったクッキーを手に取るとそのまま口に入れた。 「将臣様!?」 「……ちょっと焦げ臭いけど、いけるんじゃないか?甘いのが苦手なやつには丁度いいかもな♪」 にっと笑ってそう言った。 「そうだね、こうやって多少焦げを落とせば食べられないことは…」 「そうそう!」 将臣殿に続いて、譲殿も神子ものクッキーを食べてくれた。 真っ黒焦げで食べられたものではないのは明らかなのに…。 は慌て、申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、 三人の好意が涙が出るほど嬉しかった。 「…すみません、ありがとう…ございます…。神子様、将臣様、譲様。」 頭を下げて謝罪して、顔を上げるとにっこり笑ってお礼を言った。 そのの笑顔を見て、神子達もほっと安心したように笑った。 その時、 「失礼致します。」 泰衡様に呼ばれて屋敷に戻っていた銀が戻ってきた。 「銀さん。」 「あ、さん。如何ですか?『くっきー』できあがりました?」 にっこり笑ってそう尋ねた銀に、はギクッと反応するとまた俯いた。 「?」 不思議そうな顔をする銀を将臣殿はつんつんと突き、 お膳の上のクッキーに視線を向けた。 丸焦げのクッキーに気付いた銀は事情を理解したように頷くと、 あっさりのクッキーを口にした。 「!」 「美味しいですよ。」 「銀さん…」 「美味しいです。」 にっこりと爽やかな笑顔で銀はそう言った。 「…ありがとうございます。」 は一瞬申し訳なさそうな顔をしたが、 さっきと同じく笑顔を見せるとお礼を言った。 銀はそんなの笑顔を見て、 「貴女の笑顔は砂糖菓子のように甘くて愛らしいですから、お菓子の味が丁度良い程ですよ。」 と言った。 「「「…………;」」」 「……///;」 いつものこととはいえ、銀の台詞にみんなが半ば呆れていたが、 銀はそのことは気にもせず、のクッキーを見ながら少し躊躇いつつ口を開いた。 「その…さん、このお菓子はどうしますか?」 「え?」 「…その…大変申し訳ないのですが、 先程お会いした時に泰衡様につい話してしまいまして…。」 「え!?」 「楽しみにされているようでしたが…」 「だ、ダメです!これはとても泰衡様には;」 銀の言葉には驚き激しく首を振った。 「失敗してしまいましたし、とても泰衡様に召し上がって頂けるものではありません!」 ぶんぶんと首を横に振って拒否したに銀は苦笑いしたが、 まあそう言うだろうと思っていたのか特に無理を言うつもりはないようだ。 「けど、作り直す時間はもうねぇんじゃ…。」 の気持ちはわかるが、何だかんだと大分時間は経ってしまったし、 銀がこっちへ戻ってきたということは、に帰ってこいということでもある。 将臣殿が、どうすんだ?と言う目で神子と譲殿を見ると神子は、 「私は…失敗はしちゃったけど、これを泰衡さんに上げても何も問題ないと思うよ?」 と言った。 「僕もそう思います。」 譲殿も頷き、将臣殿も、 「そりゃ、俺たちならなんの嫌がらせかと怒られるだろうけどな…こいつなら…。」 と同意した。 けれどは沈んだ顔のまま、やはり首を横に振った。 「いえ…やはりこれは泰衡様には…。 私も食べましたが…甘くないですし、泰衡様のお口には合いませんから…。」 断固拒否するにみんな半ば諦めてきた様子だが、 神子は銀を見ると、 「でも、銀、泰衡さんに話しちゃったんでしょ?」 「ええ。」 「…なら、楽しみにしてるんじゃないんですか?」 「ええ、それはもう。」 「………」 にっこりと楽しそうな笑顔を浮かべる銀。 なんとなく想像がつく。 「ちゃん…やっぱりそれでも良いから上げた方が良いんじゃ…。」 「ダメです〜。」 必死に説得する神子だったが、 は泣きそうな顔で断固拒否すると譲殿に向き直り、 「譲様、申し訳ありませんが、譲様の『けーき』を頂けますか? 泰衡様が楽しみにされておられるのでしたら、何も持たずには戻れませんし… お願いします!譲様!」 必死に懇願したに、譲殿少し押され気味に返事をしケーキを差出した。 「そ、それは別に構わないけど…けど、泰衡さんは別に…」 「ありがとうございます!譲様!」 は譲殿からケーキを受け取ると大急ぎで屋敷に帰ってしまい、 譲殿が言おうとした最後の言葉は耳には入らなかった。 「泰衡さんが楽しみなのは『ちゃんが作った』お菓子なのに…。」 ぽつりと神子が呟いた言葉に、みんな大きく頷いた。 *** 「泰衡様!」 屋敷に戻ってきたはさっそく泰衡様の部屋へ顔を出した。 「お前か、」 「はい、ただ今戻りました。」 「ああ……」 泰衡様はの顔を見ると、どこかソワソワと落ち着かない感じで視線を泳がせた。 お菓子のこと、どう切り出せば良いのか迷っているようだ。 そんな泰衡様の様子には気付かず、 は譲殿のケーキが入った包みを泰衡様に差し出した。 「あの、泰衡様これを…」 「あ…ああ、すまんな…///」 泰衡様は少し動揺した様子を隠すと、照れ臭そうにお菓子を受け取った。 泰衡様が受け取ってくれたことに安堵し、が笑うと、泰衡様も嬉しそうな顔をした。 「あの、譲様がお作りになられた『けーき』と言われるお菓子だそうです。 とっても美味しいですから、きっと泰衡様のお口に合いますよ。」 間。 にこにこと笑顔で話すとは対照的にその言葉に固まる泰衡様。 そして、またいつもの厳しい表情になると、 「今……何と言った?」 と低い声で尋ねた。 「え?」 「何と言ったんだ?」 「え?え?…えっと…;とっても美味しいですから泰衡様のお口に合うと…」 「その前だ。」 「え?……『けーき』と言われる?」 「もっと前だ!」 「ええ?……う…?……譲様がお作りに?」 「譲…?………お前が作ったのではなかったのか?」 泰衡様は明らかに不機嫌な顔で、に尋ねた。 銀からが自分のためにお菓子を作っていると聞いていたのだ、 当然が作ったお菓子が貰えると思っていた泰衡様。 それなのにの口から出たのは予想外の言葉だった。 泰衡様の険しい表情に、は慌てて事情を説明した。 「あ、あの;私も神子様や譲様に教えて頂いて作ってはみたのですが、 その…失敗してしまいまして…; とても泰衡様に召し上がって頂けるような出来ではなくて…;」 「失敗?」 「はい…。」 「………」 泰衡様は複雑な表情で黙り込んでしまった。 残念だと思う気持ちはあるが、そういう事情ならば致し方ないか… と、申し訳なさそうに落ち込むの顔を見て少し諦めかけた時、 「銀さんや神子様達は食べて下さったのですが、ご無理させてしまって……申し訳ないです…。」 はしゅーんと落ち込みそう言った。 再び固まる泰衡様。 「……銀と…神子殿…たち?」 「え?」 「銀達は食べたのか?」 「はい…とても口に出来る物ではありませんのに… お気を遣って下さったようで…銀さん達がお体を壊されないか心配です…。」 不安そうな顔をしただったが、後半の言葉は泰衡様の耳には入っていない。 (銀は食べたのか…しかも、神子殿『たち』だと!それはつまりあの八葉とか言う連中は食べたのか…!) たとえ失敗作だろうとが作ったことに変わりはない。 の性格上、失敗した物を人に食べさせることはしないだろうから、 銀や神子達もが勧めたわけではなく、食べたのは銀達の気遣いからに違いない。 まあ経緯はともかく銀達はが作ったお菓子を食べたのだ。 ……それなのに自分は食べれないのか!? そう思うと腹が立つばかりで、泰衡様はとてつもなく不機嫌な顔で黙り込んだ。 そんな泰衡様の様子にも気付いたが、 泰衡様が怒っている理由には気付けないはすっかり困って狼狽えるしかなかった。 の作ったお菓子。 食べたいが、そんなことを泰衡様が言えるわけもなく、 主君である泰衡様に失敗したお菓子を差し上げるなど、 そんな無礼なことをも絶対しないだろう。 そんなわけで埒のあかない二人……。 重い沈黙が部屋に流れていた。 「失礼します。……おや?どうしました?お二人とも?」 重い沈黙の中、部屋に入ってきたのは銀。 何だか気まずい二人の様子に声をかけた。 「お前か…」 泰衡様は複雑な表情で銀を睨み付け、は不安そうな顔で銀を見つめた。 こうなること、予想が付いていた銀は必死で笑いを堪えながら泰衡様の傍へ行くと、 持っていた包みを開いて泰衡様に差し出した。 「!!し、銀さん!;」 銀が持って来た包みの中を見ては慌てたが、 銀は変わらぬ笑顔で泰衡様に話し掛けた。 「泰衡様、こちらがさんがお作りになったお菓子です。 今回は失敗してしまいましたが、次回の参考に味見をされては如何ですか?」 の失敗したお菓子を泰衡様に差出しそう言い、 の方へ向き直ると、 「今回は失敗してしまいましたが、味見をして頂いていれば、次に上達したことがよくわかりますよ。」 と、銀は笑顔で言った。 「「………」」 何だか納得してしまいそうになる銀の言い分。 二人は返事に窮し黙ってしまったが、泰衡様はの失敗したお菓子をマジマジと見つめ、 ちらりとの顔を見ると黙って口に入れた。 「泰衡様!?」 泰衡様が口にしたのを見ては慌てたが、泰衡様は一瞬顔をしかめたが黙々と食べ、 の制止も無視して丸焦げのクッキーを全部食べた。 「や、泰衡様;だ、大丈夫ですか…?」 「如何ですか?」 は狼狽えまくり不安そうな顔で、 対照的に銀はそれは嬉しそうな顔で尋ねた。 「…………」 流石に気持ちが悪いのか、泰衡様は言葉に詰まったがの顔を見ると、 「……次に…期待する…。」 と言った。 は驚いたような顔をしたが、すぐに笑顔になり、 「はい!次は必ず泰衡様のお口に合うようがんばります!」 満面の笑顔で返事した。 の顔を見て、泰衡様は満足そうな顔をしたがふと苦しそうに口元を押さえた。 「や、泰衡様!;大丈夫ですか!!」 やはり少し無理があったようだ。 「す、すぐにお水を…;」 が慌てて立ち上がると、銀が何やら思いついたように手を叩き、 にっこり笑ってに声をかけた。 「さん、さん。口直しなら水よりもっと良いものがありますよ。」 「え?何ですか?」 「さんが泰衡様に口…」 バンッ!! 「!?や、泰衡様?」 「水…水を持って来い!!」 「は、はい!」 銀の言葉は泰衡様に制止され、 何が何だかわからないが泰衡様が怒鳴ったので、 は慌てて水を取りに行った。 *** 「「…………」」 「……折角でしたのに、何故お止めに?」 「馬鹿か貴様は…!」 「こういう場合のお約束だと…。」 「何処の世界の約束だ…。」 「神子様です。」 「…………」 「お味は如何でした?」 「………」 「お菓子は苦くとも、その後嬉しそうに微笑んで下さるさんが、 何より甘くて愛らしいから十分満足ですよね?」 「…………」 泰衡様は返事をしなかったが、お菓子を食べた後お礼を言ったを見て、 優しい表情をした泰衡様の顔を見ていた銀は泰衡様の気持ちもわかっているので、 クスッと楽しそうな笑いを洩らした。 意外と甘いお菓子が好きな泰衡様だが、それより好きなのは、 砂糖菓子のように愛らしい少女だと。 おまけ*** 「えっ!?全部ですか!?」 「やるな〜。」 「ええ、私も少し驚きました。」 「男の鑑ですね…。」 「折角そこまでなさったので神子様にお聞きしたことを言ってみたのですが…。」 「口直しのことですか?」 「はい、ですが途中で止められました。」 「あ〜残念ですね。」 「けど、大体想像つくけどな。」 (……少し気の毒だ;) 「次に期待すると言っておられたので、またよろしくお願い致します。神子様、譲様、将臣様。」 「うん!」 「はい。」 「おう。……と言うか、アイツが作ったものなら何でも食べそうだから、 次はロシアンルーレットでもやってみるか〜♪」 「あ、それいいかもね〜♪」 (……;) 「??」 何やら楽しそうな神子様と将臣殿に、よくわからない銀は首を傾げていたが、 譲殿は何故か同情するような眼差しで遠くを見つめていた。 その頃泰衡様は何やら、背筋に悪寒を感じ… 一抹の不安が頭を過ぎっていた…。 戻る 2008.10.05
また長いです〜;すみません;
今回は神子様一行、現代組(神子様、譲君、将臣君)がメインです。 なので、最後のおまけの会話はその3人+銀。 誰がどれかわかりにくかったらすみません;(書いた方がよかったかな?) 確か神子様は料理が苦手だったと記憶していますが…。 でも、泰衡様が甘いもの好き。と言うのは私のイメージ…というか希望です。 にしても、泰衡様が段々丸くなってきているような…。 泰衡様はこんなんじゃない!と言う方…すみませんorz(土下座) ま、今回の話はギャグですから!(言い訳) あ、それから泰衡様が拒否したお約束の口直しは…××です! |