「です。」

「だ。」

「えっと私が妹です。」

「で、俺が兄貴だな。」

「いくつでしたっけ？」

「7つ差だ。」

「そうですか。」

「いいですよね？」

「もちろん♪悪いわけないだろ？」

「はい！」

「喧嘩することないですけど…。」

「俺怒ると怖いか？」

「兄上怒りますか？私に？」

「……怒ったことないか。」

「ないですよ。」

「…そうだな；」

「私怖いですか？」

「いや、怖くない。怒ることもあんまないしな。」

「えっと…どうでしょう？」

「俺のが多いかもな。」

「そうですか？」

「大体お前は俺に謝らないといけないようなこと、あまりしないだろう？」

「それは…そうですかね？」

「そうそう。」

「全部」

「兄上///；」

「まあ、強いて言うなら…」

「はい。」

「可愛いとこかな。」

「……///」

「照れてるのか？」

「もう！兄上！」

「はあ…えっと。」

「全部だよな？」

「それは…もちろんそうですけど。」

「よしよし♪」

「優しいところが好きです、兄上。」

「……」

「兄上？」

「あ〜いや、…そういうこと言うから甘やかしちゃうんだよな；」

「思いつかないな。」

「そうですか。」

「お前はあるのか？直さないといけないと思うところとか？」

「う〜ん…すぐ泣く所とか。直したいです…。」

「ああ、それは…まあな。」

「はい、迷惑かけてしまいますし…。」

「ま、俺は…。」

「何ですか？」

「いや。」

「？」

（泣いてる所も可愛いから好きだなんて言えないな…；）

「あ、あるか？（ビクビク；）」

「あの〜」

「あるのか！？」

「お酒を飲みすぎる所は直して欲しいです。」

「ああ…そのことか。」

「兄上、飲んでも酔わないからって飲みすぎなんです！」

「ああ、わかった；気をつけるから；」

「これは俺じゃないと…問題あるだろ。」

「問題？」

「ある意味お前の方がしっかりしてる時もあるけど…。」

「でもやっぱり、兄上ですから。」

「ああ、年上の威厳だしな。」

「はい。頼りにしています兄上。」

「どうも♪でも、勇は、どっちも天然だからしっかりはしてないって言うんだよ…；」

「う〜ん。」

「これは微妙だな。」

「う〜ん？」

「利口って意味なら…、いや…でもな…。」

「頭の回転が早いとか、直感とかなら兄上では？」

「そうか？で、常識的なことはお前か？」

「いえ…そういうわけでは…；」

「まあ、そうだな。常識も危ういか？」

「兄上〜；」

「冗談だ。冗談。」

「ああ、これもどっちも良いけど…。」

「どちらかと言うと」

「俺だろうな。性別的なことでも俺のほうが力あるし。」

「それは…兄上じゃないんですか？」

「いや…これはな…。」

「なんです？」

「いや、じゃあ俺にしとく。」

「？」

「これはな…」

「はい…。」

「俺ら兄弟はどっちもボケだってよく言われる。」

「そうですね、ツッコミだって言われたことないです。」

「両ボケ？」

「う〜ん；」

「まあ、それでも…どうしてもなら…俺がツッコミだろう。」

「そうですか？」

「お前よりはな。」

「隠し事？ありませんよね？」

「………ああ、うん…。」

「兄上？」

「え、あ、ああ、ないよ。」

「兄上？何かあるんですか？」

「ないない、ないから！」

「………」

「ないって！」

「わかりました…。」

（悪い…今はまだ言えないんだ…。）

「もち100％だぜ。」

「ふふ、そう言うと思いました。」

「だってそうだろ？」

「ええ、もちろん。」

「200でも1000でも良いぜ♪」

「兄上ったら。」

「ん〜と、。」

「はい？」

「大好きだぜｖ」

「……ありがとうございます、兄上。私もですよ？」

「ああ、わかってる。」

「はい。」

「え〜っと…」

「どした？」

「さっき兄上がもう言ってしまいましたから…。」

「ああ…。」

「えっと、じゃあ、お体を大切にして下さい。」

「俺まだそんな年じゃないって；」

「いえ、そうではなくて…」

「ん？」

「無茶ばかりしないで下さいってことです。お酒もそうですが…。」

「ああ、わかってるって。」

「兄上になにかあったら私…」

「わかってるって、。お前を一人にはしないさ。」

「約束ですよ？」

「もちろんだ。」

「おう、当然。」

「はい、これからもずっとです。」