-作者あとがき-
遙かなる時空の中で３、連載ドリーム小説。
『雪の花』何とか完結致しました。
最後まで読んで下さった読者の方に心よりお礼申し上げます。
ここでは『あとがき』と致しまして、
この話を書くに至ったちょっとした裏話（？）を…。
この話。元々は平泉ルートのラストに納得がいかず、
どうしても泰衡様を助けたい！と言う思いから生まれました。
なので、別にドリームである必要性はなかったのですが…。
いろいろ考えた結果こんな話になりました。
白龍の神子、春日望美ちゃんの逆鱗の力とかを
上手く使って話を展開できればそれでもよかったんですが…。
運命上書きなどの上手い方法も思いつかなかったので；（爆）
私が泰衡様を助ける方法として思いついたのは、
あの平泉ルートラスト。
泰衡様が御館の仇として討たれたシーン。
あそこで泰衡様を助ければ良い。
泰衡様が斬られるのを庇えば良い。
と言うことでした。
でもそうなると。
当然、『泰衡様を庇った人物』が変わりに死んでしまいます。
なので、元々いる公式キャラクターを使うことができなくなり、
自然とオリジナルキャラ＝ドリーム小説と言うことになりました。
とは言え、やっぱり流石にその人物が死ぬのも不味いかな…と、思うようになり。
（せっかく命は助かっても、犠牲者が出たら泰衡様は幸せになれないかも…。と思ったので。）
（なので御館様も死んでないつもりですのであしからず。）
『斬られても死なない』と言う設定が必要になり、（身代わりの部分は決定事項？・笑）
ドリームヒロインは人間ではなく『雪の精霊』と言うことになりました。
神子EDの方の話『雪の花は夢路の中へ』でもドリーム主人公は死んだわけではありません。
エピローグ漫画をご覧頂ければわかると思いますが。
と、そんなわけでこの話。
何気にEDから作られていったものだったりします。
とにかく、泰衡様さえ幸せならOK！
それにやっぱり神子が正式な相手だしドリ主が死んでもいいだろう！（え"；）
などと思った作者の暴走から出来た話です。
ドリ主EDの『雪の花の約束』の中で兄様が言っていた、
「お前を生かすための存在だった」という言葉がドリーム主人公の全てだったのです。
最後、ドリーム主人公が死なないにしても存在がいなくなることは
最初から決まっていて、それでも泰衡様には幸せになってもらいたい、
とのことで記憶をなくし、神子様と幸せに…と言うラスト。
正式な（？）終わりだと思ったんです…。
ドリーム小説にあるまじきな気もしますが…；
（主人公報われないなんて；汗）
が、そこに意義を唱えてくれたのは私の友人。
小説を書くなんて初めてだったので、
いつも読んで感想や助言をして貰っていた子なんですが。
（もちろん遙か３プレイ済み）
彼女が、神子ED『雪の花は夢路の中へ』だとドーリム主人公が可哀想過ぎる！！
と、断固反対し、（私のドリーム主人公を気に入ってくれていたこともあって）
ドリーム主人公が幸せになる話しも書いて！絶対書いて！！
と、言ってくれたので、一応分岐型にしてドリ主EDの『雪の花の約束』ができたのでした。
ドリ主EDの『雪の花の約束』では、神子ED『雪の花は夢路の中へ』で、
いきなり記憶をなくしていた泰衡様。
その原因が密かに明かされていたりします。
（ドリ主EDの方で記憶を消すと兄様が言っていた行動がなされていたら神子EDだったということです）
そして、今まで存在と名前がちょっと出てただけのドリ主の兄が初登場。
神子EDでも実は出てたことにはなりますが、ちゃんと登場したのはこれが最初で最後です。
管理人としては神子EDの『雪の花は夢路の中へ』が正規EDだと思ってはいますが、
友人のお陰で書くことが出来たドリ主ED『雪の花の約束』も凄く気に入っています。
やはりできるならドリ主も幸せにしてあげたかった気持ちもあったようで…。
なので、助言頂いた友達には感謝しています。
この場で、心よりお礼申し上げます。
『雪の花』一応完結致しましたが、
できれば、ドリ主EDの続きを書きたいな〜と密かに思ってたり…。
せっかく登場したドリ主兄にも活躍の機会をあげたいですし。
（前ページの兄様も言っていましたが）
ここから先は完全オリジナルになると思いますが、もし続きが見たい！
なんて意見を頂けたらUPしてしまうかも…（笑）
できれば、連載の感想なども頂けると嬉しいです！
この連載が完結できたのも読者様のお陰で御座います。
心よりお礼申し上げます。
ここまで読んで下った方、本当に長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
これにて失礼させて頂きます。
瑠音
2006.12.19