-二人組で質問(20)(九郎さん&弁慶さん)-



@お二人のお名前をそれぞれ教えてください。

「源九郎義経だ。」

「武蔵坊弁慶です。」


Aお二人はどういった関係ですか?

「関係?」

「そうですね…。結構古くからの知り合いですから。旧友。
 戦上での付き合いもありますから、戦友。といった所でしょうか?」

「なるほど、そうか。」

「まあ、後は源氏の大将と軍師とか。」

「ふむふむ。」


Bそれぞれお互いを何と呼んでいますか?

「……?弁慶…という事か?」

「そうですね。特に変わったことはありませんね。
 僕も九郎と呼んでいますから、至って普通ですね。」


C初めての出会ったのはいつ、どういった状況で知り合ったのですか?

「初めての出会いですか…懐かしいですね。」

「五条大橋のことか?」

「そうですね、あの時が初対面ですね。
 あの時は驚きました。」

「驚いたのは俺の方だ、いきなり斬りかかって来たんだからな。」

「そのわりには、躊躇わず応戦しましたよね。」

「当たり前だ、あの程度で怯んでいては戦場で生き残れん。」

「さすが九郎。」


Dその時のお互いの第一印象は?

「はっきり言って、そんなに腕が立つようには見えませんでしたね。」

「それはこっちの台詞だ。」

「はいはい。だから、最後の刀も簡単に手に入ると思っていましたしね。」

「人のものを奪っても真の宝とは言えんぞ。」

「そうでしょうね、君ならそう言うと思いました。
 けど、僕はあの時『真の宝』を手に入れましたからもう良いんですよ。」

「ん?何だあの時何か見つけたのか?」

「ええ、今も傍にある大切なものです。」

「何だ?」

「ふふっ、それは秘密です。」

「??」


E一日のなかで一緒にいる時間はどのくらいですか?

「場合によっては一日一緒に居る時もありますね。」

「そうだな。いろいろ戦況の確認とかがあるからな。」

「ええ、君だけに任せて置けないこともありますし…。」

「どういう意味だ。」

「いえ、別に何も。」


Fお互いの長所を教えてください。

「そうですね…まあ、君の場合はやはりその真っ直ぐで素直な所じゃないでしょうかね?」

「どういう意味だ?」

「そのままの意味です。
 それが皆が憧れる大将の資質の引き出しているんだと思いますし…。」

「……よくわからないが…」

「君はわからないで良いんですよ。それで君はどうなんです、九郎?」

「ん?」

「僕の長所はないんですか?」

「ああ…そうだな…。冷静で的確な判断力…じゃないか?
 俺は無鉄砲な所があるから…お前がいてよかったと思う。」

「そうですか、それは光栄ですね。」

「軍師として有能だと言われているのはその辺だろう?」

「さあ、有能かどうかわかりませんが…それだけでもないんでしょうね…。」

「?」

「ふふっ」


Gでは、お互いの短所を教えてください。

「今度は逆に短所ですか。それも同じ気がしますね。」

「は?」

「君は真っ直ぐで素直な所が良い所で長所ですが、
 逆に素直すぎる所が短所とも言えるんす。」

「結局どっちなんだ…。」

「もう少し疑り深くなってもいいと思うんですけどね。」

「お前が疑いすぎるんじゃないか?
 そんなに世の中悪い人ばかりじゃない。」

「それはそうですけどね…。
 まあ、九郎が騙されやすい分僕が疑ってますから丁度いいですか?」

「お前が疑り深いのを俺のせいにする気か?」

「いえいえ、そんなことありませんよ。」

「そうか。」

(少しはそうでしょうけどね…。)


H相手との共通点は何ですか?

「共通点ですか。」

「共通点なんてあるか?」

「そうですね…性格にはあまり…けど志なんてどうです?」

「志?」

「源氏復興の為ということです。」

「なるほど、それはそうだな。」

「ええ、まあ…僕は…」

「何だ弁慶?」

「いえ何も。」


Iでは、正反対の点は何ですか?

「これは多いんじゃないか?」

「そうですね。僕らの場合は正反対だから相性が良いのかもしれません。」

「お互い補っているからか?」

「そういうことですね。」


J相手と絶対一緒にしたくないことといえば?

「したくないこと?」

「そうですね…君の鍛練に付き合うのは遠慮したいですね。」

「どうしてだ?」

「ちょっと僕にはついていけません。」

「日々の鍛練は大切だぞ。」

「もちろん鍛練するのを悪いとは言いませんけど、
 人それぞれの配分もありますし、僕とは違うんです。」

「……まあ、そうだが。」

「僕は他にもいろいろすることがありますから、鍛練だけにそんなに時間は割けないんですよ。」

「俺が鍛練しかしていないみたいじゃないか…」

「そんなこと言ってませんよ?」


Kあなただけが知っている、相手の隠れた一面とはズバリ?

「意外と涙もろいとか?」

「そ!そんなことないぞ!」

「そうですか?」

「そうだ!いい加減なことを言うな!弁慶!」

「ふふっ、じゃあそういうことにしておきましょう…。」

「……お前こそ、意外に乱暴だとか暴れていたとか…」

「昔の話ですから。若気の至りです。」

「………」


Lケンカした場合、先に謝る(または謝ると思われる)のはどっち?

「まあ、僕でしょうね。九郎は意地っ張りですから。」

「な!お前が悪いんだろう!」

「はいはい、そうですね。」

「弁慶!」

「どちらかが折れないと終わりませんから…」


M何か相手にプレゼントをあげるとしたら何がいい?

「ぷれぜんと?」

「贈り物のことだそうですよ。」

「…そうか。……でも思いつかないな。特に欲しいものもない。」

「そうですね…まあ、こういうものは気持ちが大事です。
 どんなものでも自分のためを思って用意してくれたものは嬉しいものでは?」

「そうだな。何事も誠意が大事だ。」

「はい。」


Nままごとするとしたら、相手は何の役だと思われる?

「ままごと…?」

「またおかしな質問ですね。
 まあ、君は息子、弟という感じですかね…親役は似合いませんし。」

「……じゃあ、お前はどうなんだ弁慶。」(ちょっとムッ)

「そうですね、僕は別に…」

「お前はヒノエの叔父なんだろう?なら…」

「何か言いました?九郎?」

「…別に…;」


Oこれだけは相手に負けない自信があることといえば?

「それは剣の腕は絶対負けん。」

「そうですね、そればかりは九郎には敵いません。」

「当然だ。俺は先生に教わったんだからな。」

「鬼の秘剣ですか…。」

「ああ、先生には俺も敵わないがな。」

「それは師ですからね。
 では、僕が九郎に負けないのは知略知慮でしょうね。」

「ち、ちりゃく…ちりょ?」

「まあ、ようは頭を使うことです。」

「馬鹿にしてるのか…弁慶…?」

「いえいえ、僕は頭脳派、君は肉体派ということです。」

「………」


P相手がいてよかったなぁと思う時はどんな時?

「ああ、それはたくさんあるが…」

「そうですか?」

「もちろん。戦の時もそうだが普段も助けられていることは多いからな。」

「九郎は素直ですね。よく照れもせずそんなこと…。」

「な…!べ、別に…///

「ふふっ、まあ僕も君がいてよかったと思うこと多いですけどね。」


Q一日だけ、相手と入れ替われるとしたら何をしたいですか?

「……あまり入れ替わりたいとも思わないな。」

「そうですか?僕は面白そうだからいろいろやってみたいですね。」

「俺の体で?」

「ええ、君の体で。」

「……何だ…いろいろって?」

「聞きたいですか?」

「…………いや…遠慮しとく。」

「おや、残念ですね。」


R相手に、もう二度と会えなくなるとしたらどうしますか?

「それは寂しいですね。」

「そうだな。」

「けど、君が無事で居てくれるならそれでもいいですけど。」

「?どういう意味だ?」

「無理に会おうとして危険な目に遭うよりは無事な方が良いということですよ、九郎。」

「う〜ん…。」

「どうしました?」

「それでも、二度と会えないというのはやはり辛くないか?」

「…そう思ってもらえるだけでも嬉しいですよ。
 まあ、僕らは共に行動していますから二度と会えないなんてそうはないですよ。」

「まあ、そうだな。」

「余程のことがない限りは…ね…。」

「何か言ったか?弁慶。」

「いえ、何も言ってませんよ。」


S最後に、お互いに一言メッセージをどうぞ。

「…一言?」

「九郎。」

「何だ?」

「これからもよろしくお願いします。」

「な、なんだ改まって…。」

「一応一言です。」

「…そうか、ああ、俺もよろしく。」

「ええ。」





●質問配布元●

ひよこ屋・marfeeさま

質問はこちらからお借りしました!
ありがとうございました!






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2007.10.03